散骨関連

亡き母が生前より海への散骨を希望しておりましたが、散骨は法律で規制されていると聞きました。どんなことがありますか?

現在散骨について規制する法律はありませんが、遺骨をそのまま海や山に蒔いてしまうと、刑法の死体損壊罪に問われる可能性があります。また、一部の自治体で条例やガイドラインにより規制しているところがあります。例として、静岡県熱海市ではガイドラインで散骨事業者に責務を課していますし、伊東市では指針で海洋散骨を行う者及び事業者を規制しています。
いずれにしても散骨は法的にはグレーゾーンですので、散骨する自治体の条例やガイドラインを確認してください。

 

自治体の条例・ガイドラインについてはこちらをご参照ください。

墓じまいして散骨を検討しています。何から手を付ければよいのかわかりません。

先ずは、家族や親族に相談して理解を得て下さい。次にお墓のある自治体の窓口に散骨が改葬にあたるかどうかを確認して下さい。自治体により散骨の扱いが異なるためです。一般的には「散骨は改葬にあたらない」ため改葬許可は不要との回答が多いようです。最後に寺院に相談することになりますが、寺院の多くは散骨を肯定的に捉えていませんので慎重に事情を説明して理解を得て下さい。